NPO法人大分に科学を広める会 第4回科学講演会を開催いたします。

皆さんは、太陽系の惑星の中で「大陸地殻」があるのは、地球だけということをご存知ですか?地球の海底に広がる「海洋地殻」はおもに玄武岩、陸地を形づくる「大陸地殻」はおもに安山岩からできています。安山岩は玄武岩よりも軽いため、「陸」となることができます。一方、金星や今年大接近で話題になった火星の岩石の大部分は玄武岩です。ですから金星や火星は、水のない海洋地殻におおわれている、ということになるのです。大陸はありません。

しかし、地球にも最初から「大陸」が存在したわけではありません。原始の地球は海におおわれていたといわれています。では、大陸はどのようにして誕生したのでしょうか?これまで多くの研究者たちが、議論を交わしてきた謎です。今回の科学講演会では、この謎の解明に向けて最前線で研究されているJAMSTECの田村芳彦氏に、最新の研究成果をご紹介いただきます。

今や遠い惑星の探査をする人類ですが、実は足元の地球については、まだわかっていないことが多いのです。太陽系の中の特別な惑星・・・地球。その奇跡的な存在の地球に、私達は生きているということを、この講演で感じとっていただけたらと思います。
なお、中学生以上が対象の講演ですが、小学生の入場をお断りすることはありません。
(上のチラシの画像をクリックすると大きな画像で見られます)

講演要旨

深海における海底火山の噴火は地球の歴史の上で大きな役割を演じている。特に、陸地のないウォーターワールドだった地球に陸地を形成したのは深海の海底火山である。西之島や、小笠原、マリアナの海底火山調査、「しんかい6500」やハイパードルフィンから見た映像や、採取した溶岩から大陸のでき方があきらかになってくる。

*当日は、「しんかい6500」が採取した岩石と西之島関連の岩石の実物をお見せできる予定です。

*「ハイパードルフィン」とは、最大3000mまで潜航できる無人探査機です。超高感度ハイビジョンカメラで、さまざまな生物を撮影したり、2基のマニピュレータ(ロボットアーム)で、海底から直接、岩石などを採集したりすることができます。

*「しんかい6500」の大型模型が、大分県立美術館にて展示中です。(11月25日まで)