10月14日 青少年のための科学の祭典大分大会2018
    大分に科学館を! in津久見市 を共催、出展しました

本年は大分県で国民文化祭が開催されており、14日にもいろいろなイベントが催され、来場者はあまり多くないだろうと思われていましたが、関係者も含め500人を超える方々が来場されました。中には、毎年この「科学の祭典」を楽しみにされ、今年も日田市から泊りがけで来られた親子もいました。
会場となった津久見市民会館は、津久見湾に面しており、2階の窓からは、静かに波打つ海が見渡せ、気持ちの良い会場でした。

[ペットボトル 空気砲 発射!!]のブース

椅子2脚のところに、子ども4人がひしめいています。講師にせがんでいる子どもの様子がカワイイ!  講師の笑顔も素敵です。

[カード式 レーウェンフックの顕微鏡を作ろう]のブース

直径2mmのガラス玉をレンズとして、クリアファイルを利用した顕微鏡を作り、玉ねぎの細胞を観察。細胞の核までしっかりと見えます。さらに、3mmや5mmのガラス玉を使った顕微鏡も作って、見える細胞の大きさや数を比べていた男の子(日田市から来てくれた祭典のファン)もいました。

[無垢島自然体験学習会]のブース
科学の祭典in津久見市の開催に向けて、会場の選定から運営まで、大変お世話になった「NPO法人きらり☆つくみ」の方のブースです。信じられないほど大きな(殻長7~8㎝くらい?)シジミ貝の化石が展示されていました。また、宇宙塵が発見されている網代島についての展示もありました。

上の写真とこの写真は大分天文協会Y氏提供

[天体望遠鏡で太陽の黒点を観察しよう]のブース
最近、太陽活動が低下し、黒点の出現も減少しているとの報道があり、黒点が見えたのか気になっていたので、大分天文協会のY氏に聞いてみました。見えた黒点は小さいものがひとつだけだったそうです。黒点以外では、青空に透き通るような白い金星も見てもらえたとのこと。午後からは雲が多くなり、天体観測ができなくなったので、対岸の島にとまっている鳥の群れを見てもらったそうですが、天体望遠鏡で野鳥の観察をするなんて、グッジョブですね。
[スライムで遊ぼう]のブース
当会会員のブースです。子どもは、スライムのぷにょぷにょした感触が好きなのか、スライムはいつも大人気です。
この隣も当会会員のブースで、[回そうクリップモーター]を出展しました。少々ハイレベルで、工作に時間を要しますが、それでも頑張って作っている子どもたちがいました。

主催 青少年のための科学の祭典 大分大会実行委員会 https://ameblo.jp/maturi-yama/entry-12412250233.html

【 お願い 】今年の大会には「大分に科学館を!」の副題がつけられています。現在大分県には、天文分野のみを扱う関崎海星館はありますが、物理・化学・生物・地学・科学関連産業など複数の分野を扱う総合的な科学館がありません。(総合的な科学館がないのは、沖縄県と大分県だけ)科学の祭典開催時に実施しているアンケートには、「年に何回か実施してもらえると嬉しい」などといった要望が多く寄せられています。もし、大分にも総合的な「科学館」があれば、このような要望にもお応えすることが可能になると考えています。
本年1月に、当会をはじめとして大分に科学館の設置を希望する団体が集まり、「大分に科学館を!連絡協議会」を設立しましたが、団体数が十分とは言えず、大分市や大分県を動かすほどの力がまだありません。もっと加入団体を増やす必要があります。「大分に科学館を!」にご賛同いただけそうな団体やグループをご存知の方は、ぜひ当サイトの[お問い合わせ]からご連絡をお願いいたします。