今回は《コマを回して色あそび》です

カラーの写真やイラストなどをプリンターで印刷すると、ほぼそのままの色で印刷されます。では、 その数えきれないほどある色のインクが、プリンターの中に用意されているのでしょうか? いいえ、そんなことはないですよね。赤(マゼンタ)、青(シアン)、黄(イエロー)の3色のカラーインクと黒インクだけがプリンターに取り付けられています(最近は3色でなく5色が多い)。この3色のカラーインクだけで、すべての色を作り出しています。この3色を“色の三原色”といいますが、色の三原色は色を表現するための基本となる色です。この3色を混ぜ合わせてあらゆる色を作ることができるのです。さぁ、ぶんぶんゴマとCDゴマを使っていろんな色を楽しもう!

型紙に色を塗ってぶんぶんゴマ制作中

全員でぶんぶんゴマを回しています

 

赤と青の2色だけのこのコマは、カメラで撮影した映像ではわかりにくいのですが、実際には、回すとリング状のきれいな紫色が見えます。ぶんぶんゴマは糸のねじれが戻る力で回ります。ねじれが戻りきってもコマは慣性で回り続け、そのため、糸は反対向きにねじれだします。そしてそのねじれが戻る力で、コマはそれまでと逆方向にまた回転します。手で引っ張るのは、この戻りの回転を助けるためです。うまく回すコツは、ねじれが反対向きになり始めたタイミングで、軽く糸を引っ張ることです。

下の動画はCDゴマです。渦巻きが吸い込まれていくように見えますね。CDゴマの芯はビー玉ですが、回転スピードが遅くなっても、ゆるゆるとかなり長い時間回ります。「なんか気色ワルイ~」と言う子もいたぐらいです。