平成最後となる今回は、《ミニホバークラフトを作って動かそう》です
ホバークラフトは、空気の力で船体を少し宙に浮かせて動かす乗り物です。凹凸の少ないところなら、陸上も走ることができます。大分では10年ほど前まで、大分市内から大分空港まで25分で行くことができる乗り物として、ホバークラフトが運行されていました。実験では、ミニホバークラフトを丸い深めの紙皿とプロペラを使って作ります。
【ホバークラフトのしくみ】
モーターでプロペラを回して空気を吸い込み、下に向けて勢いよく空気を噴出し、船体を宙に浮かせます。 実際のホバークラフトでは、前に進ませるために、飛行機のようにプロペラがついています。
![]() 陸上をドリフト走行するドリームエメラルド(2009年10月) |
![]() 大分港沖を走行中のドリームアクアマリン(2004年7月) |
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<材料>
深い紙皿 紙コップ プロペラ 電池 モーター リード線 発泡スチロール クリップ アルミテープ 型紙 セロテープ 両面テープ |
![]() パワーアップのため、プロペラの羽を大きくしました |
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![]() 制作中 |
![]() 完成!(上から撮影) クリップでアルミテープをはさむと、スイッチが入ります |
動かしてみます。実際のホバークラフトが走行している時のような音がしました。
(この音を録音するため、他の受講生が帰宅し、静かになった教室で二人の受講生が撮影してくれました。ありがとう!)
大分のホバークラフトが最後となり、現在、日本では旅客用ホバークラフトの定期航路はありません。当教室の受講生は小学校4年生から6年生ですので、実物のホバークラフトは誰も見たことがないと思っていたのですが、最後の走行を家族と観に行ったという受講生がいたのは、意外でした。最後の運航はいつなのかと調べてみたところ、2009年10月31日でした。ということは当時3歳くらいだったはずですから、そのころのことを憶えているなんてスゴイですね。

競技用のホバークラフト
ホバークラフトは、今回作製したミニミニサイズでもかなり大きな音がしますが、実物も同様に、騒音と振動が大きいものでした。少しの波でもふわふわした揺れもあり、ひどい船酔いをしたものです。大分空港道路や大分自動車道の開通などで、陸路が整備されると、運航費用が高く、また、悪天候時には欠航しやすいホバークラフトによる旅客輸送は廃止となりました。現在、大分空港へは、バスで1時間ほどかかります。
日本では、旅客用のホバークラフトはありませんが、レクレーションとして楽しむものはあるようです。(実物のホバークラフトの画像3枚はWikipediaよりお借りしました。)