今回のテーマは「回してみよう~がりがりトンボ&ストロー風車~」です

がりがりトンボは科学遊びの定番ですが、今回参加の子どもたちにとっては、初めてだったようで、見本のがりがりトンボを回して見せると、「わぁ~手品みたい!」とびっくりしていました。トンボの胴体(割りばし)をがりがりこすると、先端のプロペラが回るなんて、不思議な現象に見えますよね。

 

一方、ストロー風車の方は、風を受けて回る一般的な風車ではなく、息を吹き込んで、その空気の流れによって回る風車です。これはちょっと珍しいかもしれません。作り方をご紹介しましょう。

直径10mm、6mm、5mmのストロー  セロテープなど

穴の位置が偏らないように

10mmのストローの両端を指でつぶすようにしてセロテープでしっかり閉じる

細いストローの上端もセロテープで閉じる

あまり大きく切らないように

では、完成した風車のストローを吹いて回してみましょう。

下の動画は、うっかり名札が映っていることに気づかずに撮影したため、モザイク状にせざるを得ませんでした。でも、ちょっと油絵風になって、これはこれで面白いですね。途中で回転が止まりそうになったのは、太いストローと細いストローの穴の位置が少しズレたからかもしれません。

 

今回の教室では、プラスチック製のストローで風車を作りましたが、使い捨てのプラスチック製品は、海洋汚染の原因のひとつとなっており、飲食チェーン店などでは紙製のストローを導入する動きがあるようです。プラスチックごみは資源ごみとして、自分は、ちゃんと「プラの日」に出しているから大丈夫だと思っていましたが、自治体が処理しきれないプラごみは、中国や東南アジアなどにリサイクル資源として輸出され、輸出先でも処理しきれずに放置されたものが海に流れ出たりするのだとか。大分市のプラごみはどうなのでしょうか。6月にイオングループが「トップバリュ 紙ストロー」を試験的に販売し、売れ行きを見て販売を継続するかどうかを決めるそうです。小さなストローですが、環境問題を日頃から意識して、少しでもプラごみを少なくできるようにしたいものですね。