冬のこの乾燥した季節、ドアノブに触った途端、「ビリッ」とくることがあります。それは体にたまった静電気が放電するからですが、本日の科学教室では、その静電気を使って遊んだり、「静電気振り子」を作ったりしました。

まずはポリプロピレン製の荷造りひもを薄く細く割いて綿毛のようにしたものを、静電気の反発力でフワフワと浮かせました。

次は、いよいよ今日の本命「静電気振り子」です。
ビール缶の側面の塗装を紙やすりで一部はがし、アルミを露出させます。この露出させた位置に振り子のおもりがなかったり、缶の距離が離れすぎていたりして、最初はうまく動かないものもありましたが、全員が振り子をカチカチと鳴らすことができるようになりました。
帯電させた塩化ビニルパイプを缶に近づける際に、布などでこすったその部分を近づけることも、振り子を動かすコツのようです。

静電気については、中学校で習います。本教室に参加の小学生の皆さん、その時に今日のことを思い出してくれると嬉しいです。

中学校で習うことを少しだけ先取りしておきます。興味のある人は続きを読んでね。