今日は2020年度最後の講座でした。
嬉しいことに一人の欠席者もなく、全員で①トライアングル紙飛行機と、②プロペラ紙飛行機の2種類の紙飛行機を作って飛ばし、楽しく過ごしました。
今回作る紙飛行機は、折り紙ではなく、輪ゴムの力を使って飛ばす飛行機です。
プロペラ紙飛行機の方は色付けなどの時間がとれませんでしたが、トライアングル紙飛行機の方は、それぞれ好きな絵を描きました。上の写真の飛行機の絵はなかなか芸術的ですね。トライアングル紙飛行機は、右の写真のように輪ゴムを引っ張って飛ばします。
プロペラ紙飛行機は、輪ゴムをつないでひも状にしたものを、ぐるぐるねじって巻き、その巻き戻る力でプロペラを回して飛ばします。
これはプロペラ紙飛行機の主翼の中央に貼り付けるバルサ*材の棒ですが、棒が曲がっているので翼に貼れないと言うお子さんがいました。不良品と思ったようですが、いえいえ、これは不良品ではありません。この棒を取り付けることによって、主翼の上側に少しふくらみができます。そのふくらみがあることで揚力(ようりょく-翼を持ち上げる力)が大きくなるのです。本物の飛行機の翼も同じです。
*バルサは常緑樹の一種で、幹は木目が粗く、非常に軽く軟らかいので、軽くて加工しやすい木材になります。そのため、このような模型を作るのに適しています。
今年度はCOVID-19*のため、開講が10月からと遅れ、また、定員もこれまでの半分以下での開催となりましたが、子どもたちは、みんな意欲的に参加してくれました。特に、自分で解説書を見ながらどんどん先に作業を進めていくお子さんもいて、頼もしく思いました。たまに先走り過ぎて、やり直しになることもありましたが、これからも積極的にいろいろなことに取り組んで欲しいと思います。機会があったら、またお会いしましょう。
*COVID-19(ゴビッド-ナインティーン) : 2019年末に中国の武漢ではじめて感染が確認されたコロナウイルスによる感染症。一般的には、新型コロナウイルス感染症と呼ばれていますが、将来、また新たなコロナウイルスの感染症が発生した場合、もう「新型」ではなくなるので、COVID-19と記しました。ちなみにこの感染症のウイルス自体は、SARS-CoV-2(サーズ-コブ-ツー)と言います。