開催日 : 2024年8月3日(土) 10時~16時
会  場 : 三和酒類スポーツセンター(宇佐市総合体育館)

今回の科学の祭典大分大会は、 宇佐市教育委員会から当会が委託を受け、地元宇佐市の放課後チャレンジ教室や企業、農林水産研究指導センター等のご協力のもと開催されました。ご協力いただいた皆様、遠路からお越しの出展講師の方々、ありがとうございました。

出展は27ブースで、来場者は子ども254人、大人183人、計437人でした。

連日の猛暑日が続く中の開催でしたので、「熱中症注意!!」を掲示し、冷たいタオルやお茶などをクーラーボックスに用意して開催しました。

【かざぐるまで遊ぼう】持って歩くだけでクルクル回るかざぐるまです

【顕微鏡でいろいろなものをみてみよう】肉眼では見えない世界に興味を持ってくれたかな?

【星座早見盤を作って星座観察】

【ビー玉万華鏡を作ってみよう】
出展 : 大分大学理工学部

【ほかの星から見た星座】
例えば、北斗七星は地球から見ると、ひしゃくの形に見えますが、他の星から見ると、どんな形に見えるかな?

【体感!味覚トレーニング】
出展 : 三和酒類株式会社 
甘味、塩味、酸味の液体で味覚トレーニング、スニッフィングスティックで嗅覚トレーニング

【ヘロンの噴水】動画です。
水が吹きあがってくるのが見られます

【よくばりはだめよ】
サイフォンの原理を実感!

【水の表面張力と空気】

【ゴム手袋ホーンをつくろう】

【エコー電話をつくろう】

【地球低軌道環境観測衛星「てんこう」】出展 : 江藤製作所 2018年に宇宙に打ち上げられた観測衛星のレプリカです

【リターン トゥ ブーメラン ベイビー】

【宇宙人に電話しよう!】
エコー電話と同様にバネを使った(糸)電話です

【おもしろい木のおもちゃ】
ピタゴラスイッチのように電池などの動力源がないのに動きます

【コロコロ、トコトコ、トッコトッコ】坂道をトコトコ歩くおもちゃです うまく歩くように作るのは意外と難しいです

【紙飛行機、竹とんぼ、ストローロケット】スーパーボールを使ったストローロケットはすごく飛びました

こちらは紙飛行機です 発射台にセットしてゴムの力で飛ばします

【手作り木工おもちゃで遊ぼう】

【昆虫採集のススメ】三角紙(翅を傷つけずに持ち運ぶための入れ物)を入れるケースと展翅板(蝶などの翅を広げて標本にするための道具)

【水蒸気の力でポンポン船を走らせよう!】

【消える!?魔法の瓶を作ってみよう~光の屈折編~ +サイエンスショー】出展:うちらぼ 写真はサイエンスショー

【偏光シートでブラックウォールを作ろう】試験管内に黒い壁があるように見えるのに、ビーズが通り抜けていきます

【オリジナル温度計をつくってみよう!】温度によって色が変わる「サーモテープ」を使って自分だけの温度計を作ります 軽いのでどこにでも持って行けて、熱中症対策に使えそうです

【難病患者のコミュニケーション支援機器「意思伝達装置」のご紹介】出展 : トクソー技研株式会社
これは病気等のため声が出せなかったり、手書きができなかったりする人が、文章を作成して自分の意志を伝えるための装置です。参加者はカスタネットで入力スイッチを作り、自分の名前を作成 し、印刷していました。右の写真は、手のひらで触れることで装置を操作しているところです。細かい動きができない人でも使えます。科学技術が実際にどのように使われて役立っているのかが体験できるブースです。また、このような技術を必要とされている方たちがいることを、子ども達にも知ってもらうことができたかもしれません。

【水のぶんせき体験】出展 : 大分県衛生環境研究センター 
子ども達は白衣と防護眼鏡を着用して、川の水や石鹸水中のCOD(汚れの元となる有機物の量)を調べました。環境を守るために、洗剤を使い過ぎない、調理くずを流しに捨てないように心掛けましょう。

【歯周病を調べてみよう】出展 : アドテック株式会社
出展企業提供の検査キットを使って、歯周病になるリスクを調べました。歯周病の原因菌はたくさんありますが、そのうちハイリスクな3種類の菌が出す酵素の活性を測定することによって、歯周病のなりやすさを調べるのだそうです。結果が出るまでの13分間に、講師の方から、虫歯と歯周病の違いや予防法などの説明をしていただきました。「要注意」の結果が出た子はいなかったかな?

【スッポンとドジョウを観察してみよう】
出展 : 大分県農林水産研究指導センター 水産研究部北部水産グループ
スッポンは噛みつかれると大変なことになりますが、今日のスッポンは生まれたばかりの赤ちゃんで、小さな足をパタパタと動かして歩く様が、なんとも可愛らしく、何回も触りに来る子もいました。右端の写真はわかりにくいですが、ドジョウの赤ちゃんです。さらに卵からふ化して数日後の仔魚(しぎょ)もいたのですが、残念ながら撮影する機会がありませんでした。肉眼では見にくいほどの小さな小さな仔魚ですが、すでにヒゲがあるそうです。スッポンもドジョウも、開催地宇佐市での養殖が盛んです。

日本時間の9月13日にイグ・ノーベル賞の発表がありましたが、豚などの哺乳動物が肛門でも呼吸ができ、腸を介して体内に酸素を取り込めることを発見した日本人らの研究グループが生理学賞を受賞しました。これはドジョウが腸を使って呼吸できることにヒントを得て始められた研究だそうで、「腸換気法」と名付けられ、呼吸不全の患者さんなどの治療に使えるのではと期待されています。受賞者の先生方は、ドジョウの被り物をかぶって授賞式に登壇していました。腸からでも酸素を取り込めるなんて、チョウ(超)びっくりでした。